IPA 2022年版 10大脅威で検索【1位】ランサムウェアによる被害

IPA 2022年版 10大脅威で検索
【1位】ランサムウェアによる被害

ランサムウェアに感染すると、以下のような事象が発生します。
・コンピュータのハードディスクが暗号化される。
・コンピュータがロックされる。
・情報が窃取され暴露される。
暗号化やロック型のランサムウェアの場合、復号やロック解除のキーと引き換えに身代金(ransom、ランサム)を支払うよう要求し、時限付きで支払いを督促するメッセージを表示します。ただし、身代金を支払ったとしても解除できない場合もあります。
暴露型のランサムウェアの場合、窃取した情報の一部を先に暴露し証拠を示した後、情報の削除と引き換えに身代金を要求します。しかし、身代金を支払ったとしても削除されず、再度脅迫されることや、暴露された情報が第三者に渡る可能性があり最悪の事態に繋がりかねません。その点で暗号化やロック型より悪質と言えます。
感染を防ぐため、OSやソフトウェアの更新を都度行い、怪しいメールを不用意に開かないなど、従業員に継続的な教育を行うことが重要です。また、重要ファイルはオフラインでバックアップ保管すること、早期検知の仕組みを取り入れること、情報が盗まれないための対策を行うことも重要です。

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10大脅威出典:IPA 「情報セキュリティ10大脅威 2022」